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こんにちわ、スタッフの佐藤です^^
今回は、たかま歯科でもよく話題になる舌の位置についてお話しします。
まず、一回舌をベーっと出してみてください。
そのあと口を閉じてみたとき、舌の位置ってどこにあるかご自身で分かりますか?
「今まで意識をしたことがなかったから分からない」と思いませんでしたか??
舌の先の方は、「スポット」と言われる場所についていなければなりません。
上の前歯に触れている場合、意識はなくても舌の押し出す力によって
前歯の歯並びに影響を及ぼしている場合もある程意外と舌の力って影響があるんです。
その「スポット」という場所は、
この位置に舌を合わせ、舌全体は上あごにペッタリとくっつくように
自然と上がっているのが理想の位置になります。
この状態なら口はしっかり閉じられ、呼吸は鼻を通じて行われます。
鼻腔(びくう)内には、空気中のゴミを取り除く鼻毛や、
温度・湿度を調節する副鼻腔と呼ぶ空洞があり、外気を調整して体内へ取り入れられます。
一方、口にはこういった機能がありません。
そのため口で呼吸する習慣がある人は、のどや気管が調整されない外気にさらされ、
粘膜を傷めたり、ウイルスなどの侵入が起きたりしやすいのです。
さらに、粘膜上で炎症が慢性化して免疫のバランスが崩れ、アレルギーなどが起きやすくなるとも言われています。
「人間は本来、鼻で呼吸するようにできています。
口で呼吸するのは、鼻でものを食べるのと同じぐらい、おかしな体の使い方といえる」
と福岡県にあるクリニックの今井院長はお話ししています。
特に重要なのが、睡眠中の呼吸だそうで、
朝、目が覚めた時に口の中が渇いていたり、のどがひりひりする人は、
寝ている間に口呼吸になっている可能性が高いそうです。
舌が上あごにつかない状態を低位舌と言われます。
この低位舌が歯並びだけではなく、将来無呼吸症候群になるリスクを高めるとも言われています。
低位舌は舌の筋力が弱いことから引き起こされる場合が多いのです。
舌の筋力が弱い方は、寝ている体勢で舌がのどに落ちていくことによって
気道が塞がれ呼吸が行いにくくなることも睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつだとも言われています。
意外と舌の役割は歯だけでなく、体のつくりまでにも大きく関わっているのです。
舌の筋肉を鍛えるトレーニングなどもあるので、小さなお子様はもちろん、大人になった方でも
舌の筋力が弱いと思う方がいれば、ぜひご相談ください!