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こんにちは、スタッフの佐藤です^^
今回は、「6歳臼歯」についてお話ししたいと思います!
6歳臼歯は基本的に最初に生えてくる永久歯で、生涯を通じてとっても大事な歯なんです。
まず、・永久歯はすべて生えそろうと何本になると思いますか?(親知らずを除きます)
→正解は、28本です
上は14本、舌は14本の合計28本です。
続いて、・12歳臼歯と呼ばれる歯はあるでしょうか?
→正解は、はい。
第一大臼歯を「6歳臼歯」と呼びますが、第二大臼歯は「12歳臼歯」と呼ばれます。
12歳頃に生えてくるからです。
さて、なぜ6歳臼歯はそんなに大事なんでしょうか?
1、噛んで食べるために欠かせない歯だから
・歯の中で咬む力が最も大きいのが6歳臼歯です。
成人男性では、噛む力は60キロにも達すると言われています。
犬歯ではその力は1/3になり、前歯では1/6にまで落ちます。
・6歳臼歯を1本失った場合のお口では、効率よく噛む能力が大きく落ち込みます。
10回噛めば粉砕できる食べ物でも、6歳臼歯1本失うことで20回必要になると言われています。
・つまり6歳臼歯は、噛むこと、食べることを支えている重要な歯なのです。
また、噛むことは脳への刺激になります。
噛めるお口を支えている6歳臼歯は、そういった意味でも大事な歯なんです!
2、歯並びや咬み合わせの要の歯だから
・6歳臼歯は、上下の咬み合わせの位置の基準となる歯です。
正常な歯並びになるのか、出っ歯になるのか、あるいは下の歯が前に出るかなどに、
6歳臼歯の生え方が影響します。
では、どうやって生えてきたばかりの6歳臼歯を守っていけば良いのでしょうか?
1,5歳を過ぎたころから、お口の中をまめに観察しましょう!
・乳歯の奥に生えてくるのが6歳臼歯です。生えてきたことに気が付かなかったり、
生えてきても乳歯と勘違いされてしまうこともあるでしょう。
でも生えたての歯はまだ柔らかい為むし歯になりやすく、ここは気づいておきたいところです。
そこで、5歳を過ぎたころから乳歯の奥の歯ぐきをしっかり観察してみましょう!
2、6歳臼歯が少しでも生えたら、歯医者さんを受診しましょう。
・生えたての歯は、カルシウムなどミネラルの沈着が不十分なため歯質が硬くなっていません。
そのためにむし歯になりやすいです。歯磨き指導を受けることも大切です。
・わずかに生えたばかりでも、すでにむし歯が疑われる場合があります。
状態によっては治療が必要なこともあります。
生えてきた6歳臼歯に問題が無いか、歯医者さんへ診てもらうようにしましょう。