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こんにちは、スタッフの佐藤です^^
みなさま暑い日が続きますが体調のほうはいかがでしょうか?
今回は、歯ぐきについてお話ししたいと思います。
カロリーを取りすぎていると顔がふっくらしてきます。
でも歯ぐきはふっくらしてきません。これはどうしてでしょうか?
それはほっぺたには脂肪組織があるのに、歯ぐきには脂肪組織が無いからです。
お腹と同じように余分なカロリーは脂肪としてほっぺたには溜まりますが、
歯ぐきには脂肪がたまらないのです。
逆に、ダイエットしていると頬がこけてきますが、
でも歯ぐきは脂肪が無いのでダイエットしてもしぼむことはありません。
では、どうしていうのでしょうか?
治せる歯肉退縮と治せない歯肉退縮があるのはご存知でしょうか?
(歯肉退縮とは歯ぐきが減ってしまうことです)
じつは、歯ぐきが痩せるパターンは2つあります。
1つ目が歯周病です。
歯周病では歯と歯の間の骨が溶けやすいので、そこの骨が無くなると歯ぐきが下に落ち込んでいきます。
つまり歯と歯の間の歯ぐきが下がるわけです。
これを炎症性歯肉退縮といいます。
もう一つは歯磨きと関係があります。
熱心に歯磨きをしすぎると、歯ぐきが歯ブラシの力に負けてしまって下がります。
これを、非炎症性歯肉退縮と言います。
炎症性歯肉退縮が歯と歯の間で起こりやすいのに対して、
非炎症性歯肉退縮では外側の歯ぐきに起こりやすいのが特徴です。
なぜなら、一番歯ブラシが当たる場所だからです。
やせた歯ぐきはカロリーを取りすぎても元に戻りません。
そのかわり手術で禍福出来る場合があります。
ただし一つ条件があり、それが”非炎症性歯肉退縮”であることです。
炎症性歯肉退縮だと土台の骨が下がっているので、歯ぐきが盛り上がってくれません。
そのため炎症性歯肉退縮の場合は、
それ以上進まないように歯周病のコントロールをすることが基本になります。
手術は上あごの裏から歯ぐきを採取して移植するものです。
成功率の高い手術ではありますが、うまくいった後でも注意が必要です。
それがご自身での歯磨きです。
そもそも磨きすぎで起こってしまうのが非炎症性歯肉退縮で、
以前と同じように磨きすぎてしまうとまた元の歯ぐきに戻ってしまいます。
ですので、移植後は優しく丁寧に磨いていくことが大事になります。
もちろん、定期健診を通して磨き方の指導も行っておりますので、
ご自身で歯ぐきの状態が気になる方はそれぞれの方に合わせた
セルフケアの指導を行いますのでお気軽にお声がけください。
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