〒550-0015
大阪府大阪市西区南堀江1丁目11−5 ナカムラビル 1階

06-6539-7832
LINE予約 初診WEB予約 インスタ

ブログ

どうして緊張すると口が乾くのでしょう? – 南堀江、四ツ橋、大阪市西区の歯科なら「たかま歯科医院」

どうして緊張すると口が乾くのでしょう?

Pocket

 

スタッフの佐藤です^^

 

今回は、人前でお話をするときやトラブルが発生したときなど、

だ液が減って口が乾くのはどうして?ということについてお話しします。

 

だ液は私たちのお口の中で当たり前に存在していますが、

だ液にはたくさんの効能で体を支えてくれています。

 

大事なプレゼンテーションや発表など、緊張するとお口の中がカラカラになり、

声が出にくかったり、言葉がつかえたりすることがあります。

 

これは決して特別な事ではなく、誰にでも起こるごく自然な体の反応なのです。

 

なぜ緊張すると唾液の量が減ってしまうのでしょうか?

私たちの体の”自律神経”の働きと”脳のストレス反応”が大きく関わっています。

自律神経とは、心臓の鼓動や呼吸、消化、体温調整など、

私たちが意識しなくても24時間働いている神経のことです。

 

自律神経は”交感神経”と”副交感神経”の2つから成り、

これらがバランスを取りながら体の状態を保っています。

緊張や不安、恐怖など、ストレスを感じると、交感神経が活発になります。

交感神経は、「戦うか逃げるか」といった緊急モードです。

交感神経には、気管支を拡張して酸素を多く取り入れ、

心拍数を上げて筋肉を拡張させ、体を戦闘態勢に整える働きがあります。

 

一方で、リラックスしているときには副交感神経が優位になります。

副交感神経を刺激すると、唾液腺は水分の多い唾液を沢山分泌します。

 

交感神経を刺激して出る唾液はタンパク質が多量に含まれているのですが水分はとても少ないのです。

緊張すると唾液が減る理由の1つは、この自律神経のバランスによるものと言われています。

 

しかし、このバランスよりも、もっと直接的に唾液分泌を抑制するものがあります。

それが脳のストレス反応です。

脳の働きが深く関係しており、脳のストレスによって唾液の分泌を抑える信号を出すのです。

 

私たちが「緊張している」と思うときは、脳のいくつかの部位で「ストレス」を感じ取っています。

そのストレスを感じる脳の部位からは「抑制性ニューロン」という働きを抑える神経で

心のストレスがそのまま唾液の分泌抑制という体の変化に現れるのです。

 

緊張でお口が乾くのは、心と体が一生懸命対応しようとしている証拠です。

その仕組みを少し理解して入れば、

「またカラカラになったらどうしよう、、」という不安になることも減り、

少しだけ心に余裕が持てるようになると良いですよね^^

 

たかま歯科医院のホームページはこちら