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こんにちは、スタッフの佐藤です^^
お盆も過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いています。
皆さん体調は崩されていないでしょうか?
今回は、スポーツを好んでされている方の歯のトラブルについてお話ししようと思います。
からだを動かすのが好きな方は、健康や気分転換のために楽しんでる方や
競技やトレーニングにのめりこんでいる方、トップアスリートまで
その取り組み方はそれぞれだと思います。
ただ、スポーツ好き特有の習慣が歯の健康にとって不利に働くことがあるのです。
まず一つ目が、運動中は「唾液が減りやすい」ということです。
唾液は、口の中を洗い流し、むし歯になりかけた歯に
ミネラルを運んで補修(再石灰化)してくれる大切な液体です。
「唾液さえたっぷりでていれば、そうしたむし歯はできない」といっても良いほど、
お口の健康にとって大変重要なことなのです。
唾液は、交感神経が優位になる興奮時に分泌が減り、
副交感神経が優位なリラックスしているときに分泌が増えます。
スポーツ中は、いつもより気持ちがハイになってストレス発散にもなります。
つまり、スポーツ中はもともと唾液の分泌が減りやすいのです。
それに加えて、汗をかくと脱水気味になって唾液の分泌は減ります。
激しく動くと口呼吸になりますよね。激しく息をすると口の中はカラカラになります。
これでは、唾液の再石灰化の作用は十分に働きません。
他にも、甘いもの(糖)の補給が増えることもあります。
さらに問題なのが、スポーツドリンクなどの飲み物に含まれる酸です。
唾液不足+糖+酸 この三つが別々の口のなかで作用するのなら、
それほど大きな影響は生じないのかもしれません。
しかし、糖の補給をしようしょっちゅうしてしまうと虫歯菌が酸を盛んに出しむし歯を作ります。
むし歯ができてもろくなっていた歯に飲み物の酸が入り込んだら、
歯の妖怪は一気に進みます。唾液が減っていると、
歯を再石灰化し補修してくれてる唾液の効果も期待薄です。
また、スポーツ指導者の方にもお願いがあります。
大きなむし歯ができた方で、神経を取らなければならないケースもあり、
「もっと早く来てくれたら」と思うことも良くあります。
神経を失った歯は強度が落ち、将来割れて抜歯になることも高いのです。
特に中高生の奥歯はまだ生えたてでやわらかく、むし歯はが大きくなりやすいです。
部活やクラブで忙しい方も、普段から3か月に一回のメンテナンスとお勧めします。