ブログ
〒550-0015
大阪府大阪市西区南堀江1丁目11−5 ナカムラビル 1階
ブログ
こんにちは、スタッフの佐藤です^^
かぶせ物が欠けたり、割れたりして繰り返し補修が必要になったり、
神経を取って治療した歯の歯根が突然割れてしまったことはありませんか、、?
そのトラブルは、もしかすると歯ぎしりや歯の接触癖が原因かもしれません。
歯の寿命を縮めてしまう強い力から歯を守り、割れたり取れたりを
防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
歯を痛める過剰な力には、大きく分けて2つあります。
ひとつは、歯ぎしりの強い力です。
歯ぎしりは眠っているとき無意識に行うので、
起きているときと違って力の加減がきかず、かなり強い力が歯にかかります。
眠っているあいだのほとんどの時間、上下の歯は接触しません。
歯ぎしりは、起きたとしても一時間に5~6回程度で短時間です。
しかし歯ぎしりの力は強大で、そのうえ下あごをギリギリとグラインドさせ
歯を揺さぶるため、短時間であっても大きな影響が出るのです。
もう一つが、TCHといわれる「上下の歯を無意識に接触させる癖」です。
歯は、食事したり重いものを持つときなど
一時的に嚙むとき以外、本来は離れているものなのです。
しかし、患者さまの中には歯を接触させる癖のある方がいて、
ごく弱い力が長時間加わることによって、顎関節症になったり、
歯や入れ歯を痛めてしまうこともあります。
治療したところが壊れてしまうと、
なかなか治療を受けた歯医者には足が向かないかもしれません。
しかし、その都度違う医院に駆け込み応急処置ですませていると
根本の原因が分からないまま、治療の繰り返しで苦労することになるのです。
まず、過剰な力が加わることによって、かぶせ物、詰め物が外れやすくなります。
そしてそれだけではなく、歯根が割れたり、歯を支える骨が減ります。
歯ぎしりが引き起こす歯への害の中でも、とてもツライのは
「歯根破折」です。
歯根破折とは、かむ力に耐えきれなくなった歯根が縦に避けるように
割れてしまうことで、歯の「疲労骨折」することなのです。
細菌だらけの口の中で、割れて汚染された菌を炎症が起きないように
再利用することは大変困難で、ほとんどの場合が抜歯になります。
歯根破折を起こすリスクがもっとも高いのが、神経を取って治療している歯なのです。
歯に栄養を送っていた神経が失われることにより、
枯木のようにパキッと割れやすくなってしまうのです。
歯根破折も歯周病の悪化も、共に歯を失う大きな要因です。
無意識のうちに加わっている歯ぎしりなどの力は、歯の寿命の大敵です!
できるだけ歯ぎしりの被害を最小限に抑えるには、
夜間用のマウスピースが有効な
歯ぎしりの強い力を分散させ、歯の代わりに削れてくれるので
力による被害を格段に減らすことができるのです。